エーテル(ether)とは$\ce{R-O-R'}$ $\ce{(R, R'=alkyl or aryl)}$で表される化合物の総称であるが、
単にエーテルと言う場合はジエチルエーテル(diethyl ether)のことを指す。
※このサイトでは分かりやすさを優先させるために「エーテル」という単語は使わずに、
「ジエチルエーテル」と「エーテル化合物, エーテル系溶媒」のように書き分けています。
融点:-116 ℃$^{1)}$, 沸点:34.6 ℃$^{1)}$, 密度:0.706 g cm$\ce{^{-3}}$ $^{1)}$, 比誘電率:4.34 (25 ℃)$^{1)}$
水とは分離する。(ジエチルエーテルが上の相になる)
沸点が低く, 水と分離するため、溶媒抽出の際によく用いられる。
※沸点が低いとその後の溶媒留去が簡単になる。
※沸点が低すぎるがゆえに、分液ロートのフタが飛ぶ or コックを開けた瞬間にガスが大量に放出することもあるため、慎重に操作する必要がある。操作中にジエチルエーテルが気化し、気化熱で結露が起き、空気中の水が混入しやすい。(これらの特徴はジクロロメタンも同様)
「CH2Cl2」ジクロロメタン, DCM, 塩化メチレン, 塩メチ
また、DMSOも相分離を起こす程 溶解性が低い。
そのため、反応溶媒をDMSOとしても、目的化合物がジエチルエーテルに溶ける場合は、
分液ロートで振るだけで溶媒の除去ができる。
※原理上の話。実際にはエマルジョンになることもあるため、注意が必要。
ジエチルエーテルなどのエーテル化合物は空気中の酸素により、爆発性を有する過酸化物が生成する。