ベンゼン(benzene)とは$\ce{C6H6}$で表される芳香族化合物である。

融点:6 ℃$^{1)}$, 沸点:80 ℃$^{1)}$, 密度:0.874 g cm$\ce{^{-3}}$ $^{1)}$, 比誘電率:2.28(20 ℃)$^{1)}$

水とは分離する。(ベンゼンが上の相になる)

毒性, 発がん性の観点から代替品としてトルエンなどが用いられることもある。

「C7H8」トルエン

しかし、¹H NMRにおける重溶媒としては単純なスペクトルを与えるbenzene-d6が用いられる。

※ベンゼンのHは1種類であり、1つの一重線のみが表れる$\ce{^{2)}}$。

ベンゼン環は約280 nmに吸収極大をもつ。

そのため、ベンゼンやベンゼンの誘導体をUV-Visスペクトルの溶媒として用いることはできない。

ベンゼン環では求電子置換反応, 求核置換反応, 付加反応…と多彩な反応が起きる。

学部生向け芳香族化合物の反応系統図

  1. https://www.sigmaaldrich.com/deepweb/assets/sigmaaldrich/marketing/global/documents/614/456/labbasics_pg144.pdf

  2. 産総研 有機化合物のスペクトルデータベースSDBShttps://sdbs.db.aist.go.jp/HNmrSpectralView.aspx?imgdir=hpm&fname=HPM00113&sdbsno=898