ケト型とエノール型の2状態はケトエノール互変異性の平衡が成り立っており、平衡定数$\ce{$K$_E}$で表される。

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$\ce{$K$_E=\frac{[エノール型]}{[ケト型]}}$

単純なアルデヒドやケトンの互変異性化ではケト型のほうがずっと安定であり、

平衡定数は$\ce{$K$_E = 10^{-4}~10^{-9}}$と小さく、大きくケト型に寄っている(ケト型の存在比が高い)。

しかし、特別な安定化によりエノールの存在比が(やや)高い化学種も存在する。

エノール型では分子内水素結合による六員環の形成 が起きるため、単純なケトンに比べてエノール型の存在比が高くなる。

$\ce{$K$_E = 0.15}$, エノール型として13%存在。

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エノール型では芳香族性を獲得できるため、ほぼ全てがエノール型として存在する。(ほぼ100%)

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